以前から「おひとりさまの老後」や「老前整理」などを読んだりして、
いわゆる終活には興味がありました。
こどもができないと思っていたことと、健康な夫より長生きできないだろうなと
思っていたことも理由だったかもしれません。
ところが、昨年、とても近くて大切な人の突然の病と若い死に直面して、
いよいよその気持ちが強まりました。
いまは息子が生まれて、この子を残して死ねないという気持ちが強いですが、
そうはいってもいつ何があるかわからないので、ここ一年ほどで
いまできる終活をしたので、まとめておきたいと思います。
~お墓の準備のこと~
私は当然夫と同じお墓に入りたいと思っています。
ただ夫の両親がお墓のことをどうされるかはわかりません。それにもちろん聞けません。
一方で私の両親は父が三男ということもあり、あらたにお墓を準備するかどうか、
この2年ほど、検討していました。両親が健康で、まだ若いうちに、
こういったことを考えてくれて、私にも相談してくれたことを感謝しています。
私からはとても聞けないし、私自身も考えたくないと逃げてしまうことだったからです。
結果、両親は永代供養を選びました。子孫への負担も考えてくれたと思います。
またやっかいな戒名についても、生前に授与をうけています。
両親がこの方向にきまったとき、私も便乗させてもらうことにしました。
その結果、私の分の位牌も両親と並んでお寺に準備されており、戒名も自分の好みや
考えを受けたものを授けて頂きました。分骨もしてもらえるので、息子が生まれたいま、
夫と同じお墓とこちらとにわけて納骨してもらうのも一案だと思っています。
いずれにしてもいつどうなるかわからないので、
納骨してもらえる場所を確保できたのは、一安心です。
また理解してくれた夫にも感謝しています。
戒名のことは、難しいですよね。自分は戒名なんてなくてもよいと思ったりするのですが、
親を看取るときのことを考えたら、お寺のいいなりになって、無理してでも、
少しでもよい戒名を授けてほしいと思ってしまいそうですし。
祖父のときがそうだったのを目の当たりにしているので、両親とともに、
自分の戒名も決まったことにとても安心しています。
葬儀もしなくていいと思っていましたが、葬儀は、残された者の気持ちの整理のために
執り行われるものなのだなと痛感したので、
一番一般的なプランを選んでもらいたいと伝えています。
~保険のこと~
大切な人の死に直面して、私も万が一があったらと、いまは自分に死亡保険を
かけています。解約返戻金や満期給付金があるものだと、保険料が高くて、
やっぱりどこかでそんなにすぐには死なないとも思っているので、
解約返戻金や満期給付金のないシンプルなものを選んでいます。
いまは母を受取人にしていて、いずれ息子を受取人にしようと思っています。
これがあれば、息子が学生のうちに万が一のことがあって、
一通りの教育を受けて、生活をしていけると思っています。
~貯金のこと~
我が家の家計のこともいつかまとめてみたいと思っていますが、
私はもともと老後が不安で頑張って貯金をしているところがあります。
そのため、口座一覧などはまとめて家族に伝えています。
こどもができて、ストイックさが緩んでいますが、お金で解決できることはそれなりにあるので、
これからもきちんと貯めていきたいと思っています。
ちなみにご存知の方も多いと思いますが、亡くなると銀行口座は凍結されてしまい、
家族からの手続きがなければ、相続手続はなされません。
ですので、たとえばご家族の誰にも伝えていない口座があり、通帳なども見つからなかった場合、
その口座は幽霊口座になってしまい、いずれ国家に没収されてしまうので、
このあたりはきちんとしておきたいですね。
~持ち物のこと~
いま前向きに生きていると、ある程度の持ち物は必要で、
整理ばかりもできない部分もありますが、自分の持ち物は常に見直して、
なにかあったときに家族が整理しやすいようにしたいと思っています。
こどもが生まれる前は、貴重品(ある程度価値のある宝飾品や時計)を
どう形見分けしてもらいたいか記録していました。
写真、手帖などの記録は残された側に精神的な負担になると思うので、
このあたりをどうしていくかもよく考えていきたいと思っています。
自分自身の終活といわれるような活動をしてみて、気持ちも整理ができたし、
後ろ向きではなく、とても前向きな行為だと思えました。
あとは、いま話題の「親の家を片付ける」ということも考えています。
自分のことだといいのに、親のことだとなんだか「片付ける」と考えただけで
悲しくなってしまったりもします。でも、両親が残りの人生において、
よりよい暮らしをできるように願って、よく考えて、両親と話したいなと思っています。
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お付き合い頂きまして、ありがとうございました。
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